「ウォーターサーバーを解約したけど、お水だけがたくさん余っちゃった…」なんて困った経験はありませんか?


この記事では、専用グッズを使ったサーバーなしで水を飲むための具体的な方法と、気になる衛生面や安全性についてもしっかり解説します。


さらに、市販の水とのコスト比較から、契約前に知らないと後悔するかもしれない注意点まで、一歩踏み込んで見ていきましょう。
この記事のポイント
- 専用グッズで水を利用できる
- 開封後の衛生管理に注意が必要
- 市販の水とのコストの違い
- 契約前のデメリットと注意点
サーバーなし?ウォーターサーバーの水の安全な使い方
水の簡単な使い方!専用グッズを紹介


そこで、サーバーなしで水を使うための便利なグッズが活躍するわけですね。主にメーカーが公式に販売しているものと、Amazonなどのネット通販サイトで購入できるものがあります。
例えば、プレミアムウォーターでは「非常用キット」という、ボトルをセットするだけで水が使えるようになる専用の台とコック(蛇口のこと)のセットを販売しています。 これは災害時や停電時など、電気が使えない時にも活躍するよう作られているので、とても頼りになるでしょう。


ネット通販サイトでは、主に以下の2種類のグッズが人気です。
- スタンド&コック(バルブ)式: 最も一般的なタイプで、折りたたみ式の台(スタンド)と専用の蛇口(コックやバルブ)がセットになっています。 ボトルを斜めに固定してくれるので、蛇口をひねるだけで楽に水を注げます。価格も1,500円~4,000円程度と手に入れやすいのが魅力です。
- 電動式ポンプ: ボトルの口に取り付けて、ボタンを押すだけで自動で水をくみ上げてくれる便利なポンプです。USBで充電できるタイプが多く、力を使わずに済むのが最大のメリットと言えるでしょう。
このように言うと、どちらを選べばいいか迷うかもしれません。ここで、それぞれの特徴を簡単に比較してみましょう。
種類 | メリット | デメリット | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|
スタンド&コック式 | ・電源が不要 ・価格が安い ・災害時にも強い |
・ボトルを持ち上げてセットする必要がある | とにかく手軽に、災害時の備えとしても活用したい人 |
電動式ポンプ | ・ボタン一つで楽々 ・持ち運びが簡単 |
・充電が必要 ・故障の可能性がある |
力仕事が苦手な方や、キッチン以外でも使いたい人 |
あなたの使い方に合わせて、最適なグッズを選んでみてください。これがあれば、サーバーなしでもウォーターサーバーの美味しい水を最後まで無駄なく活用できます。
ボトルから直接飲んでも平気?衛生と安全性
結論から言うと、ウォーターサーバーの水をボトルから直接飲むこと自体は問題ありません。
ただし、一度開封した後の水の管理には、いくつか注意が必要です。
その理由は、メーカーから届く水は衛生的に管理されたクリーンな状態ですが、一度ボトルのキャップを開けてしまうと、空気中の目に見えない雑菌が水の中に入り込んでしまう可能性があるからです。
サーバー本体には、この雑菌の繁殖を抑えるための機能が付いていることが多いですが、サーバーなしで水を使う場合は、ご自身で衛生管理を徹底する必要があります。
主に、以下の3つのポイントを必ず守るようにしてください。
- 開封後はできるだけ早く飲み切る
ウォーターサーバーの水は、開封後2週間~4週間で飲み切ることが推奨されています。これは、時間が経つにつれて雑菌が繁殖しやすくなるためです。
特に、常温で保存する場合は、この期間を意識して早めに消費しましょう。
- 直射日光を避けて涼しい場所に保管する
水の保管場所も非常に重要です。温度が高い場所や直射日光が当たる場所は、雑菌の繁殖を早める原因となります。
そのため、ボトルは必ず直射日光の当たらない、涼しくて湿気の少ない場所に保管してください。
- 使うグッズは清潔に保つ
前述の通り、水を使うためにコックやポンプなどのグッズを利用しますね。これらのグッズが汚れていると、せっかくのきれいな水も汚染されてしまいます。
使用するグッズはこまめに洗浄・消毒し、常に清潔な状態を保つことが大切です。
もちろん、メーカーによっては、外気が入りにくい構造のコックを販売している場合もあります。
とはいえ、これらの注意点を守ることが、サーバーなしでウォーターサーバーの水を安全に美味しく飲むための秘訣と言えるでしょう。
サーバーなしで考えるウォーターサーバーの注意点
市販の水とどっちがお得?コストを比較
ウォーターサーバーと市販の水、最終的にどちらがお得になるのかは、あなたが毎月どれくらいの水を使うかによって決まります。なぜなら、それぞれにかかる費用の種類がまったく違うからでしょう。
ウォーターサーバーは、お水自体の価格に加えて、サーバーのレンタル料や電気代が毎月かかります。一方、スーパーなどで買う市販の水(ペットボトル)は、当然ですがお水の代金だけで済みますね。
それでは、実際にどれくらい費用が違うのか、具体的な例で比較してみましょう。ここでは、一般的なウォーターサーバー(24L利用)と、スーパーで2Lのペットボトルを買う場合で考えてみます。
比較項目 | ウォーターサーバーの例 | 市販の水(ペットボトル)の例 |
---|---|---|
月24Lのお水代 | 約4,104円 | 約1,440円(1本120円×12本) |
サーバーレンタル代 | 0円~1,000円程度 | 0円 |
電気代 | 約474円~1,000円程度 | 0円 |
合計(目安) | 約4,578円~ | 約1,440円 |


このように単純な料金だけで比較すると、市販のペットボトル水の方が安く見えることが多いです。しかし、ウォーターサーバーには「お湯と冷水がすぐ使える」「重い水を買いに行かなくていい」「ゴミが少ない」といった、料金以上の大きなメリットがあります。
また、水をたくさん使うご家庭であれば、ウォーターサーバーの方が1リットルあたりの単価が安くなるケースも少なくありません。


契約前に知りたいデメリットと注意点
ウォーターサーバーはとても便利ですが、契約してから「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、知っておくべきデメリットや注意点がいくつか存在します。
その理由は、毎月の料金の安さや利便性といった良い面ばかりに目が行きがちで、実際に使い始めてから気づく不便な点があるからです。
ここでは、特に多くの人が「困った」と感じやすいポイントを正直にお伝えします。
- 設置場所とボトルの保管スペース
まず考えたいのが置き場所です。ウォーターサーバー本体だけでなく、予備の水ボトルを2~3本保管しておくスペースも必要になります。
お部屋が狭い場合、このボトルの置き場所が意外と邪魔に感じてしまうことがあります。
- ボトル交換の手間と重さ
ご存知でしょうか?ウォーターサーバーの水ボトルは、1本あたり12L、つまり12kgもの重さがあります。これをサーバーの上まで持ち上げて交換するのは、特に女性や年配の方にとってはかなりの重労働です。
ただ、この問題を解決するために、コスモウォーターなどのメーカーからはボトルを足元で交換できる下置きタイプのサーバーも出ています。
- 注文ノルマと休止手数料
多くのウォーターサーバーには「注文ノルマ」という、1ヶ月に注文しなければならない最低本数が決められています。例えば「月2本(24L)以上」といった形です。
もし水をあまり使わない月が続くと、飲みきれない水がどんどん溜まってしまう可能性があります。
もちろん、配送を一時的にお休み(スキップ)することもできますが、その場合、サーバーレンタル料とは別に800円~1,000円程度の「休止手数料」がかかるメーカーが多いので注意が必要です。
- 解約金(契約期間の縛り)
これが最も重要な注意点かもしれません。ほとんどのウォーターサーバーには、最低利用期間(通常1年~3年)が設定されています。
もし、この期間内に解約してしまうと、数千円から、場合によっては1万円以上の高額な解約金を請求されることになります。
契約する前に、必ず契約期間と解約金の額を確認しておきましょう。
ウォーターサーバーを水サーバーなしで使う4つの知識|費用・安全・注意点まで解説:まとめ
Q&Aでまとめますね。
質問(Q):サーバーがなくても、ボトルのお水はどうやって使えばいいの?
回答(A):専用のスタンドやポンプを使えば、誰でも簡単に注げますよ。
質問(Q):ボトルから直接飲むのって、衛生的に大丈夫なの?
回答(A):開封後は雑菌に注意し、2~4週間を目安に早く飲み切りましょう。
質問(Q):結局、ペットボトルの水を買うのとどっちがお得なの?
回答(A):たくさん使わないなら、ペットボトル水の方が安くなることが多いです。
質問(Q):契約する前に、知っておくべき注意点ってある?
回答(A):注文ノルマや契約期間の縛り、解約金には特に注意が必要ですよ。
この記事では、機械がなくてもボトルのお水を使う方法から、契約の注意点までご紹介しました。便利なグッズを使えば余ったお水も無駄にならないし、衛生面に気をつければ安全に飲める、ってことでしたよね。単純な安さだけでなく、お湯がすぐ使える便利さや買い物の手間が省けるといったメリットも大きいです。この記事で得た知識があれば、あなたに合った一番賢い水との付き合い方が見つかるでしょう。最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。